一足お先に市民参加=離婚訴訟へ「参与員」(Yahoo!News)

離婚訴訟で、刑事訴訟における「裁判員制度」と同様の市民参加を促す制度、「参与員制度」がスタートするらしいです。こんな制度、いつの間に作ったんでしょうか?ニュースに取り上げられる機会は皆無だったような・・。

裁判上の離婚制度に関しては、すでに調停前置主義が取られていて、事前に調停を挟まないと裁判に持ち込めません。そこで調停の任に当たるのは、各種要件はあるものの基本的には一般人です。この制度は本来裁判には馴染まない家庭内紛争を解決するのには有効とされる反面、調停員の紛争解決能力と意欲が希薄で、実効性に欠けるという問題があります。

最近「司法への市民参加」がブームなようですが、裁判員制度同様、この制度もまた、調停制度に屋上屋を架すような気がしてなりません。なぜ既存の調停制度の改善をしようという気にならないんでしょうか?