司法修習生の給与制廃止、貸与制へ

 司法制度改革推進本部で、今まで国から給与が支給されていた制度を見直し、無利子の貸与制にすることが決定されたようです。理由は「司法修習生の給与を国が負担するのはおかしい」という批判に答えるためだとか・・・。

 しかし、司法試験に最終合格してさらに半年間働くこともできず、無給で過ごせ、というのはただでさえ受験費用がかさむ司法試験受験生にとっては大きな痛手になるでしょうね。貸与といっても、結局は返さなくてはいけないのなら大して気休めにはならないでしょうし。そもそも、当初の司法制度改革では司法修習制度はロースクールに代替されて廃止というはずだったはずなんですが、それは一体どこに行ってしまったのでしょう?

 奨学金についてもそうですが、これを削るんならもっと他に削れる場所はいくらでもありそうな気がします。政治家に財源を任せると本当に、とりやすい所からしか取ってくれませんね。これも法曹界ギルド化政策の一環なんでしょうか。